ハウスメーカーさんが言うことも間違いはないのだろうけど、実際に住んだ人の感想を聞くのではやっぱり違いますよね。
少しでも吹き抜けの家作りを検討している方々のお役に立てればと思い、実際に吹き抜けの家を立ててみて、感じたことを書いて行きます。
ハウスメーカー的な吹き抜けについての解説ではなく、あくまで一個人が住んでみて感じたメリット・デメリット的な感じです。
総じてメリットが多く書いてますが、自分の城をよく言いたいが故に多くなってしまっている部分ですので、「あるある」と思ってどうぞ許容ください。
吹き抜けリビングのメリット
なんと言ってもおしゃれ
吹き抜けリビングの1番の魅力は、なんといってもオシャレに見える点です。(自分で言ってしまってますが、やっぱりおしゃれだと思います)
我が家は夫婦揃って片付けが苦手でついつい散らかってしまいがちですが、そんな家でも玄関からリビングの扉を開けて広がるリビングの景色は、自画自賛ながらオシャレです。(散らかってなければなお良いのですが汗)
リビングは家の中でも1番いる時間が長い場所なので、お気に入りのリビングだと居心地も最高です。
2階でも会話ができ家族の距離が近い
2階にいても聞きたいことがあれば、廊下から顔をだして1階のリビングと会話ができます。(出さなくてもできますが)
「ご飯できたよー」「洗濯物取り込んでー」など、日常の何気ない会話もすぐにできるのが、すごい便利です。コミュニケーションが取りやすいので、家族との距離が近いです。
我が家では子どもたちが2階に上がると「おーい!」と掛け声を掛けたり、「プルルプルル♪もしもしママですか?」と電話遊びをしてみたり楽しんでいます。吹き抜けじゃなかったらこんなコミュニケーションは取れなかったなーと思いつつ吹き抜けリビングの良さを実感してます。
ちなみに2階廊下の手すりは落下が怖いので、入居後すぐに落下防止用に安全ネットを取り付けたので、安心して子どもたちを2階に送れます。
2階の声もよく聞こえ子どもたちの遊びの様子がよくわかる
我が家には年子(4歳女、3歳男)の子どもたちがいますが、2人して2階の子ども部屋に行っては2人で良く遊んでいます。
廊下や子ども部屋で遊ぶ声も1階まで聞こえてくるので、ある程度は見てなくても安心して遊ばせることが出来ています。
喧嘩が始まって、こりゃ行かないと収集つかないか?と感じれば、2階に出向き仲裁をしてみたり、様子がわかる分子どもたちから、手を離すことも出来るのが良いですね。
リビング階段で必ず帰ってきたら顔をみられる
吹き抜けリビングにリビング階段は相性がいいようで、足元が抜けてる階段や手すりであれば開放感と実用性が一気に実現できるはず。
我が家は子どもが小さかったので、落ちたら怖いなということで、壁のある階段になりました。
家に帰ってきたら必ずリビングを通る作りにすることで、1日一回は顔を合わせる事が出来て、お互いの様子を見る事ができるからです。
「ただいまー!」と言って玄関からリビングに入ってくる子どもたちの様子を見ると良かったなーと感じます。
子どもたちが大きくなって来たときに、嫌でも顔を合わせる環境が親子の関係に良い影響を与えてくれると信じています。
音がよく響き音楽や映画の迫力がある
吹き抜けリビングの家なら、サウンドバーなどの音響機器を追加するのがオススメです。入居後YamahaのサウンドバーYAS109を購入しましたが、吹き抜けだからか、天井からも音がするような音の広がりが感じられ、音がより良く聴こえるように感じます。
カフェミュージックをかけながら食事をしたり、3D方向から聞こえる迫力のサウンドで映画をみたり、家での生活がレベルアップします。
詳しい記事は下記をどうぞ。
【YAS-109レビュー】自宅で快適カフェ空間。本格映画館を再現。超満足の本格サウンドバー
天井が高く開放感があって兎に角気持ちがいい
天井が高いと開放感があって兎に角気持ちイイです。天井が高いと抽象的・創造的な思考が促進されるカテドラル効果もあり、子どもたちの創造力を発揮するにもひと役かってくれそうです。(実際の効果はわかりませんが)
テレワークで仕事をするときは、個室で集中して仕事をし、休憩の時はリビングでリラックス。
自宅オフィスとしても申し分ない環境です。
洗濯物がよく乾く
冬は空調で乾燥しがちですが、返って室内干しには良い環境になります。我が家は2階の廊下にアイアン物干しを取り付けて室内干しにしていますが、朝洗濯物を干せば夜には大抵乾くので、保育園に持っていく服もコンスタントに入れ替えできます。しかもパサパサにならずに柔らか。乾燥した室内には加湿にもなり、一石二鳥です。
光が良く入りリビングが明るい
吹き抜けリビングはほとんどの場合、高い位置に明かり取りの窓をつけるはず。我が家も明かり取りの窓をつけてもらいました。
これで、目の前に家が立っても大丈夫。リビングが明るいまま…の予定です。
スポットライトで雰囲気のある空間に
我が家のリビング照明は、基本全てスポットライトです。吹き抜けは、天井が暗くなりがちのようですが、数をおく事でそれほど暗さは感じてないです。奥行きのある空間で、むしろ雰囲気のある部屋になりました。
子どもたちの寝る前の雰囲気づくりにも良いですね。
吹き抜けリビングのデメリット
音が筒抜けなので仕事やプライベートに影響することがある
全ての部屋が扉一枚で隔てられてるだけなので、個室にいても音が響くのがデメリットです。割と筒抜けな感じで、在宅でzoomミーティングをしていると、赤ちゃんの鳴き声まで相手に聞こえているようです。
とはいえ、音が伝わることで子どもの様子がわかるといったメリットもあるので、一長一短なところはあるかと思います。
子どもが大きくなったら電話とかしづらいかなーなんて思ったりしますが、まぁそこは現代っ子。イヤホンやらなんやらで工夫してくれるでしょう。
リビング空間が広く部屋が暖まりずらく・冷えにくい
入居は冬も本番のクリスマス。使い方もわからない中の初日は、すごく寒かったのを覚えています。
ただしそれも束の間、2日目には昨晩の寒さが嘘のように暖かくなり、建物自体が冷え切っていた事が原因と分かりました。
リビングから天井吹き抜けで2階まで空間があるので、全体を温めるには少し時間がかかります。なので、我が家は朝の一時はファンヒーターで暖房を加速させたり(急に冷え込むので)、起床の1時間前くらいにタイマーをかけ、温めるようにしています。
省エネや熱効率の視点で見れば、吹き抜けは良くないようですが、家の断熱性能や間取り、空間の大きさによっても大分変わってくるようです。
参考:日経新聞 おしゃれな「吹き抜け空間」は省エネの敵
メーカーさんに、同じように他の吹き抜けのおうちを建てた人の感想を聞いたところ、「寒くて仕方ない」というお家や「寒くない」など、かなり個人差があるようでした。人によって体感が違うところもあるかもしれま
掃除がし難い
天井から吊り下がっているシーリングファンや梁は高さがあり、掃除がしづらいポイントです。特にシーリングファンは、毎日回していると、2ヶ月もすればホコリが溜まってしまい、掃除も一苦労。
今は新築なのでそれほど気にしてませんが、壁にもホコリは溜まりがちなので、しばらくすると、吹き抜け2階部分の壁や天井にもホコリが溜まるはずです。掃除をするには柄の長いモップが必須になりそうな予感です。
照明計画が難しい
私自身は素人なので、良くわかりませんが、天井のない吹き抜けの照明計画は難しいようです。
特にリビングに吹き抜けを作る場合、どうしても天井(2階部分)が暗くなるので、我が家はそれをスポットライトの数で埋めました。
まとめ
吹き抜けリビングはメリット・デメリットありますが、やっぱり天井がなく、開放的なところが個人的に1番のポイントじゃないかと思います。リラックスができて大好きな場所です。
やっぱり住んでみないとわからない事って沢山あると思いますが、住めば都でどんなおうちもいいと思いますが、吹き抜けリビングのおうちはオススメですよ。