ビカクシダ レモイネイを胞子体から育てる

半年以上前に、メルカリで胞子体のレモイネイを購入しました。

育て方もわからず、陽のあたるところでなんとなく放置で今まで過ごしてきましたが、植物熱が上がってきたので本格的に育てていきたいと思います。

寒さや管理不足でやや弱り気味ですが、うまくいくことを祈って。

ビカクシダの生育に必要な道具を用意する

「ビカクシダ 胞子培養」で検索をすると、意外と胞子培養にチャレンジしている方がいました。

とりあえずは以下の4点が必要ということなので早速Amazonでポチポチ。

  • 生育用LEDライト
  • 生育用土(ジフィーセブン)
  • タッパー(プラカップ)
  • 温湿管理

アクアリウムをやっていた名残で水槽があったので、日中と朝夜の温度差を少しでも無くすために、水槽の中に入れたいと思います。

最終的に用意したものはこちら。

スマート化で管理するための道具たち

子株になる前の胞子葉を育てるにも、しばらく25℃前後で温室管理する必要があるようです。

日中は仕事で家を離れ、朝夜の寒い時間帯もできるだけ管理をせずに温度管理がしたいので、スマート温湿計で温度を把握しつつ、条件に応じて育苗ヒーターを入り切りする計画です。

前途多難な環境構築

さっそく問題が発生しました。育苗ヒーターがとにかく丸まります。

まるまる育苗ヒーター

ヒーターの注意がきに「6.お届け時はマットは丸まっていますが、電源を入れてマットが温まると伸びます。」とあります。

注意:6には温まると伸びるとあるが…

しかし、ヒーターを入れてみたものの、なかなか伸びず。15分ほど待ってようやく温まってきましたが、現段階で水槽にも入れられないので、一旦保留にしました。

上にものを載せるにも戻る力が強すぎる

SwitchBot温湿度計を設置

購入したSwitchBotの温湿度計を設置します。家の中からはBluetoothで接続し、外出先からはwifiを使用してネットで接続して温湿度を見ることができる優れもの。

しかも、温湿度計の計測の記録(ログ)をグラフでチェック出来ます。このログ機能のお陰で、日中と朝夜間の温度推移や温度差が一目瞭然。環境改善に役立ってくれることでしょう。

SwitchBotの内容物

非常にコンパクトで置く場所にも困りません。文字も見やすいサイズで、下手な温湿度計よりも良質な佇まいです。

電池残量も見えるさりげない気配り

唯一の欠点をあげるなら、明るさがないと見えにくい。という点でしょうか。

やや見にくい

ビカクシダ ”レモイネイ”胞子葉をジフィーセブンに植え替える

さて、ようやく植替えです。

水草で覆われて届いたレモイネイをそのままの状態で管理していましたが、胞子培養を行う場合は、胞子葉がでてきたら個別に植え替えるようなので、ジフィーセブンの栄養で元気になってくれることも期待して植え替えを行います。

500円玉サイズのジフィーセブン

大きさは500円玉の一回り大きいくらいのサイズです。もっと大きなものかと思っていましたが、実物は画像で見るよりもずっと小さいサイズでした。これに熱湯を注いでいきます。

熱湯で膨らむジフィーセブン

水でも膨らむようですが、熱湯をかけた方が断然早く膨らみます。

熱湯でほぐれたジフィーセブンは、冷ましてから巻いてある不織布を剥がして、クリアカップにほぐして広げます。

このまま、使用することも可能ですが、クリアカップの高さが足りないので、今回は剥がすことにしました。

そして、いよいよ死にかけの胞子葉を移植します。

水苔の中心で佇む胞子葉

根っこを傷つけないように、ピンセットで優しく取り上げ、余計な土とコケを落とします。

土とコケを取り除いた胞子葉

これをほぐしたジフィーセブンの用土に移植します。

ちょっと元気がなさそうです。

ジフィーセブンへの植替え完了

俯瞰で見ると相当小さいです。

植替え後のレモイネイさん

念の為、違う容器や、違う株、水草でそのままの株、株を取った後のものなど、4つを水槽の中にいれてLEDライトで照らします。

色々変えてテスト

あとは、このまま温度管理に注意して、しばらく様子を見ることにします。

ちなみに触れていませんでしたが、残念ながらスマートプラグは不具合のため、返品して、新たにSwitchBotのプラグを購入することにしました。

うまくいくことを祈って!